驚きの話してもいい?地球には自分のうんちで肥料をやって、キノコを育てて、それを食べてる動物がいるんだ。それが熱帯のジャングルに住むハキリアリ。今日は、5000万年も前から続いてる、自然界で一番洗練された「うんち農業」の話をするね。
この格言の出典・元の意味
ハキリアリは中南米の熱帯に住むアリで、その名の通り葉っぱを切るのが特徴。ジャングルで一列になって、自分の体重の何倍もの葉っぱを運んでる姿、ドキュメンタリーで見たことあるかも。
でも面白いのは、彼らは葉っぱを食べないってこと。じゃあ何のために葉っぱを集めるかというと、巣の中で育ててる特別な菌(Leucoagaricus属というキノコの仲間)の餌として使うんだ。葉を細かく刻んで噛み、唾液と混ぜて団子状にして菌に与える。菌はそれを分解して栄養を取り込み、その過程でゴンギリディアっていう栄養豊富な菌糸を生やす。それがアリたちの本当の食料なんだよ。
そして、菌を健康に育てるためには肥料が必要。アリたちはどうするかというと、自分のうんちで菌に肥料をあげるんだ。菌はアリのうんちに含まれる窒素やリンなどの栄養素を取り込んで、よりたくさんの菌糸を作る。その菌糸をアリが食べる。完璧な共生サイクルが、地中の暗い巣の中で延々と回ってるんだよ。
このシステムの歴史は驚異的に古くて、5000万年以上前から続いてるって遺伝子解析でわかってる。人類の農業が始まったのが約1万年前だから、ハキリアリの「うんち農業」は人類の農業の5000倍長く続いてるってことになる。
うんちくん的に読み解くと
ぼくから見ると、ハキリアリは「うんち=肥料」を一番ピュアに体現してる動物なんだ。江戸時代のぼくが下肥として畑に使われてた話を覚えてるかな?あれを、地中で、種を超えて、5000万年前から実践してきた先輩がいたってこと。
ハキリアリにとって、自分のうんちは「ゴミ」じゃなくて、次の食事を生み出すための投資そのもの。うんちをして、それが菌を育てて、その菌が次のうんちのもとになる。循環がそのまま生命になってる、っていう美しい設計なんだよ。
ここで人間の腸を思い出してみて。ぼくが普段話してる腸内細菌って、実はハキリアリのキノコ農場とすごく似てるんだ。君の腸の中には100兆個の細菌が住んでて、君が食べたものを餌に育って、君に短鎖脂肪酸やビタミンなど、いろんな栄養素を返してくれる。君の腸も、ハキリアリと同じく菌の農場なんだよ。
違いは、ハキリアリは菌の農場を外に持ってて、人間は中に持ってるってこと。自分のうんちで肥料をあげる代わりに、人間は食べ物を選ぶことで腸内細菌の餌を決めてる。何を食べるかは、何を育てるかってことなんだ。
今日からできる1つのこと
明日の食事で、「自分は今、腸内のどんな菌を育てようとしてるか?」って一瞬だけ考えてみない?
ハキリアリは葉っぱを選んで菌に与える。人間も食事を選んで腸内細菌に与えてる。お肉中心なら腐敗系の菌が育ちやすく、野菜や発酵食品中心なら善玉菌が育ちやすい。腸内細菌叢の組成は、君の食事の選択そのものなんだ。
これは「正しい食事をしないとダメ」って話じゃなくて、「今日のメニューが、明日のぼくの状態を作ってる」って認識を持つだけで、自然と食事への意識が変わってくる、っていう話なんだよ。
うんちくんアプリで毎日のぼくの形と色を記録してると、食事と腸内環境の関係が数字で見えてくる。「お肉続いた週はこんな感じ」「発酵食品増やした週はこう」みたいなパターンが、自分のデータとして溜まっていく。自分の腸内農場の管理人になるってこと、これが本来の腸活の姿なんだ。
まとめ
ハキリアリは、5000万年前から自分のうんちでキノコを育てる「うんち農業」を続けてきた、自然界の偉大な先輩。人間の腸も実は同じ仕組みで、君が食べたもので菌が育って、菌が君を育ててる。明日のぼくは、君が今日選ぶものから生まれるんだ。