地球ちきゅう上でうえで一番いちばん大きいおおきい動物どうぶつ、クジラ。あの巨大きょだいからだが、毎日まいにちどんなぼくを出しだしてるか、想像そうぞうしたことある?実はじつはね、クジラのぼくは地球ちきゅう規模きぼうみ養ってやしなってんだ。今日はきょうはWhale Pumpっていう、ちょっとびっくりする仕組みしくみ伝えつたえるね。

この格言かくげん出典しゅってん元のもとの意味いみ

2010ねん生物せいぶつ学者がくしゃのJoe RomanとJames McCarthyが「The Whale Pump」っていう論文ろんぶん発表はっぴょうした。クジラがどうやってうみ全体ぜんたい栄養えいよう循環じゅんかんさせてるかを、初めてはじめてかず示ししめし研究けんきゅうなんだ。

クジラは深海しんかいでエサを食べてたべて海面かいめん付近ふきんでぼくを出すだすっていう独特どくとく習性しゅうせい持っもってる。これがすごく重要なじゅうようなんだ。なぜなら、海洋かいようではてつ窒素ちっそみたいな栄養素えいようそ深海しんかい沈みしずみがちで、太陽光たいようこう届くとどく海面かいめん付近ふきんでは足りたりなくなりやすい。そこに、クジラが深海しんかい食べたたべたものを栄養えいよう豊富ほうふなぼくとして海面かいめん運んはこんでくれる。まるで栄養えいよう上にうえに汲みくみ上げあげるポンプなんだよ。

クジラのぼくの中身なかみ驚くおどろくほど栄養えいようあたい高いたかい鉄分てつぶん周りまわりうみみず1まん倍以上ばいいじょう窒素ちっそもリンも豊富ほうふ。これが海面かいめん放たほうったれると、小さちいさ植物プランクトンしょくぶつプランクトンたちがそれを食べてたべて爆発的ばくはつてき増えふえる。

そして大事だいじなのはここ。植物プランクトンしょくぶつプランクトン光合成こうごうせいをするから、地球ちきゅう全体ぜんたい酸素さんそのおよそ半分はんぶん作っつくってる。同時にどうじに大気中たいきちゅう二酸化炭素にさんかたんそ吸収きゅうしゅうする最大さいだい吸収きゅうしゅうげんでもある。Roman たちの計算けいさんでは、クジラ1あたま年間ねんかんやく33トンふんのCO2吸収きゅうしゅう支えささえ森林しんりん換算かんさんすると、立派りっぱ樹木じゅもく1500ほんぶんに匹敵ひってきする規模きぼなんだ。

うんちくん的にてきに読みよみ解くとく

ぼくの目線めせん言ういうと、クジラはうみ宅配便たくはいびんみたいな存在そんざい深海しんかいのごちそうを食べてたべて海面かいめんのおはら空かあかせたプランクトンに運ぶはこぶ。それを毎日まいにち何十年なんじゅうねん続けつづける。世界中せかいじゅうのクジラがこれをやることで、うみ全体ぜんたい栄養えいよう循環じゅんかん回っまわってる。

Whale Pumpの3段階サイクル図解。クジラが海面でうんちをし、植物プランクトンが増え、CO2を吸収する仕組みをうんちくんが解説
Whale Pump = クジラのぼくが、うみそらをつなぐポンプ。

ところがね、19世紀せいきから20世紀せいき捕鯨ほげいで、地球ちきゅうのクジラは最大さいだい個体こたいかずの9わり消えきえって研究けんきゅうもある。シロナガスクジラなんて、ピーク時のときの個体こたいかずかず%しか残っのこってない時期じきもあった。当然とうぜん、Whale Pump の力もりきも激減げきげん海面かいめん届くとどく栄養えいよう減っへって、植物プランクトンしょくぶつプランクトンりょう減っへって、CO2吸収力きゅうしゅうりょく下がさがる。気候きこう変動へんどうはなしうみ生態系せいたいけいはなしは、ぼくを介しかいし深くふかく繋がつながってるんだ。

捕鯨前後のクジラと植物プランクトン量の比較図解。豊かな海と疲弊した海を並べて比較
クジラが減るへると、うみ全体ぜんたい栄養えいよう循環じゅんかん薄くうすくなる。

最近さいきん保護ほご活動かつどうでクジラのかず少しすこしずつ回復かいふくしてて、それに合わあわせてうみ生態系せいたいけい少しすこしずつ戻りもどりつつある。クジラを守るまもること=ぼくを守るまもること=地球ちきゅう守るまもること。これがいま海洋かいよう生物せいぶつ学者がくしゃたちが繰り返しくりかえし言っていって重要なじゅうようなメッセージなんだ。

今日きょうからできる1つのこと

クジラのスケールかん言ういうと、ぼくたちのぼくは小さくちーさく感じかんじるかもしれない。でもね、スケールが違うちがうだけで、原理げんり同じおなじなんだ。生き物いきもの出すだすぼくは、必ずかならずどこかの誰かだれか栄養えいようになってる。クジラなら植物プランクトンしょくぶつプランクトンつち上なじょうな生物せいぶつ汚水おすい処理場しょりじょうでも、最後さいご生物せいぶつ分解ぶんかいしてみず戻しもどしてる。

明日あしたからできること。ぼくを「汚いきたないもの」じゃなくて、地球ちきゅう循環じゅんかん一部いちぶとして見直しみなおしてみてほしい。クジラが深海しんかいから海面かいめんまでぼくを運ぶはこぶような、壮大そうだいなシステムの末端まったんきみ立ったってる。たとえ小さくちーさくても、毎日まいにちのぼくは確かにたしかに誰かだれか養ってやしなってるんだ。

うんちくんアプリで毎日まいにちのぼくを記録きろくすると、自分じぶんからだのリズムが見えみえる。クジラのスケールには届かとどかないけど、きみ小さちいさ循環じゅんかん意識いしきするだけで、なんだかうみもちょっと近くちかく感じかんじるかも。

まとめ

クジラのぼくは、海面かいめん植物プランクトンしょくぶつプランクトン育てそだて酸素さんそ作りつくり、CO2を吸うすう地球ちきゅう冷やしひやしてるといっても大げおおげさじゃない、本当ほんとう壮大そうだい役割やくわり担っになってる。明日あしたのぼくも、スケールは違うけちがうけど、ちゃんと地球ちきゅうのどこかを養ってやしなって仲間なかま少しすこしだけ、誇らしくほこらしく見送っみおくってあげてね。